お知らせ

第6回 Systemic Sclerosis World Congress

7月12日から14日の3日間、Systemic sclerosis world congressが開催されました。この学会は2年に一回開催される強皮症に特化した唯一の国際学会で、世界強皮症財団(WSF)、強皮症の患者団体(FESCA)と協力して運営しています。2010年に第1回が開催され今回は6回目になります。当センターの桑名正隆先生はこの学会のSteering Committeeのメンバーとなっています。

今回はCOVID-19の影響でWeb上での開催(E-congress)になりましたが、72カ国から1,367名が聴講し、計445演題が発表されて活発なディスカッションの場となりました。

まず会の冒頭で桑名センター長より、強皮症の分野で多大な貢献された金沢大学の竹原和彦先生の教授ご退官を記念して創設されたTakehara Prizeの受賞者発表がありました。さらに、桑名センター長より特別セッションHighlight in SSc Research journalsで座長、強皮症のバイオマーカーについて講演がありました(Update on circulating biomarkers) 。また、以下の国際的共同研究の共同演者として参画されました。

  • エキスパートコンセンサスによる強皮症に伴う心病変の定義の提案(Primary systemic sclerosis heart involvement (PSSCHI): A systemic literature review (SLR) and preliminary consensus-based definition)
  • 強皮症に伴う間質性肺疾患に保険収載されたニンテダニブの減量群での治療効果の検討 (Does dose adjustment affect decline in forced vital capacity in patients treated with nintedanib? Data from the SENSCIS trial)
  • リオシグアトの強皮症に伴う間質性肺疾患に対する治療効果に関する検討 (Riociguat in patients with early diffuse cutaneous systemic sclerosis and interstitial lung disease: results from the randomized, double blind, placebo-controlled phase IIb study (RISE-SSc))

その他、当センター白井医師からは強皮症における皮膚石灰化に関する臨床研究の発表を行いました (Clinical characteristics in patients with systemic sclerosis and symptomatic subcutaneous calcinosis)。

山崎医師からは強皮症に伴う肺高血圧症の発症病態に関する発表がありました (Delayed recovery of elevated pulmonary arterial pressure after exercise as an early sign of pulmonary vascular remodeling leading to pulmonary hypertension in patients with systemic sclerosis.)。

今後とも強皮症・筋炎先進医療センターから多くの情報を発信していきたいと思います。

«